茉莉花 (まりか・まつりか)

ジャスミン

香りは感情や本能をつかさどる大脳(大脳辺縁系)に直接伝わり

幸せな気持ちや、懐かしい気持ちを瞬時に呼び起こす、「どこでもドア」のような作用があります。

夏の代表的な香りのひとつに数えられるジャスミン(茉莉花)

約200種があると言われ、品種により開花時期の違うのですが、
7月~9月の時期に咲く品種 アラビアンジャスミン のエキゾチックな香りは

古くからジャスミンティーにの原料として使われるほど香り高く、
心地よい刺激を与えてくれます。

庭で育てた花のつぼみは
緑茶やウーロン茶に入れて香りを移し楽しめます。



アラビアンジャスミン
学名 Jasminum sambac  
モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)

原産地 インド亜大陸 東南アジア

開花期 7~9月


Jasminum(ジャスミン)はペルシャ語で「Yasumin(神からの贈り物)」という意味。

花も根も漢方にも使われ、
中国では、不老不死の薬としても使われていたと言いますから、まさにぴったりの名前です。

日本名で「茉莉花(まりか・まつりか)」として知られるジャスミンは、
この「アラビアンジャスミン」のことを指しています。



カロライナジャスミン

同じ名前を持つお花でも、

毒性のあるジャスミンがありますので、一緒にご紹介しておきます。

カロライナジャスミン


学名 Gelsemium sempervirens
ゲルセミウム科・ゲルセミウム属
原産地 アメリカ メキシコ グアテマラ

開花期 4~6月


常緑の蔓性植物で、香りのよい濃黄色の花を株全体が覆う程に付けます。

耐寒性、耐暑性共に強い植物ですが、気温が下がると葉を落としたり、赤褐色に変色します。

全草に毒があり、
名前からアラビアンジャスミンと間違えて、お茶にすると中毒症状を起すことがあります。

カロライナジャスミンの毒性は、中枢神経に作用し、呼吸器系の問題や血圧降下等を引き起こします。


花を楽しむのには、香りが良く素敵なお花ですが、

小さなお子さんやペットのいるご家庭では注意をした方が良いかもしれません。


マダガスカルジャスミン

学名 Stephanotis floribunda 
ガガイモ科・シタキソウ属
原産地 マダガスカル

開花期 4~9月


こちらは、切花やプリザーブドフラワーで目にする機会があるお花です。

常緑性の低木で且つ、蔓性の為、上へ上へと成長します。
夏は緑のカーテンとして仕立てられている様子を見かけることもあります。

花付きは良く、可愛い姿形ですが、毒性があり、皮膚への刺激があるので、触る時は注意して下さい。

学名を見てわかる通り、茉莉花とは違う種です。

マダガスカル産で、ジャスミンに似た香りがするためにつけられた名前です。


身近でかわいいお花にも様々な顔がありますね。


ちょっと知っておくと良いですね。



今日も読んで頂きありがとうございました。

にしむらゆき子



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