ラベンダーのお話2
今回は、
ラベンダーの品種について、まとめてみます。
■品種
地中海沿岸からアフリカ北部を原産地とし、世界中で栽培されているラベンダー。
原種でも30種類以上、栽培品種では100種を超えると言われているラベンダーは
その形状や生態から、大きく5つのグループに分けて考えられています。
①イングリッシュ ラベンター系
②ラバンジン ラベンダー系
③フレンチ ラベンダー系
④デンタータ ラベンダー系
⑤レース ラベンダー系
①イングリッシュラベンダー
Lavandula angustifolia
花の色は薄紫、濃紫、ピンク、白等です耐寒性は優れていますが、高温多湿な夏が苦手です。
葉が細く、香が良い花穂が特徴です。
②ラバンジン ラベンダー
Lavandula×intermedia
原種のスパイクラベンダー(L. latifolia)とイングリッシュラベンダー(アングスティフォリア)を交配して生まれました。
成長が早く、花穂も大きく、花色がとても綺麗です。
③フレンチラベンダー
Lavandula stoechas
ウサギの耳のような苞葉 が特徴的です。
こちらは、暑さにも強く夏越ししやすいのですが、耐寒性はやや弱く、―5°までと言われています。
④デンタータ ラベンダー
Lavandula dentata
スペインのバレアレス諸島、アフリカ北部原産です。「歯のような」という意味の名前は、
その葉を見ると、細い切れ込みがあります。香は少し弱め。
四季咲き性です。
⑤レースラベンダー
Lavandula pinnata
写真は、ピナータラベンダー
カナリア諸島、マデイラ諸島原産。四季咲き性です。
花穂は3つに枝分かれし、秋から初夏まで開花するので、長い期間楽しめます。
寒さには、弱いので冬寒い地域では、室内に置く方が良いと思われます。
■収穫のこと
日本では、代表的なラベンダーは実際に見ることが出来、その香も楽しめます!
手軽に入手できるので、育てていらっしゃる方も多いかもしれません。
今の季節、雨が多くなるので、収穫のタイミングが難しいですね。
刈り込むのは、
ドライフラワー等を作る収穫の意味もありますが、
毎年元気な花を付けるためにも、大切です。
お花がしっかり咲いてる時は、香もいちばん豊ですが、
株は少々疲れてきます。
咲き切る前に刈り込んであげると、翌年もたくさんの花を咲かせてくれます。
ドライフラワーにするための収穫のポイント
出来れば収穫日の前後数日間が晴れの日が適していると言われます。
一番下の花が咲き始めた頃が香りも良く最適です。
少量の束にして、風通しの良い場所に吊るしてあげてください。
季節を感じながら、
夏を気持ちよく過ごしていきましょう!
※
写真や、豆知識は
私の長年の愛読誌&WEB 「NHK趣味の園芸」より、引用させて頂いています。NGの場合、削除致します。ご了承ください。
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