さみだれ(五月雨)

【word】

毎日、花・植物の楽しさをいろいろな角度から書いています。



今日も雨です。

6月頃の長雨を、「さみだれ(五月雨)」といいます。

と、小学校か中学校で習いました。

旧暦の5月が今の6月くらいなので、と
簡単な説明をしていただいたかすかな記憶があります。

印象的に
「さみだれ」を「五月雨」と書くと
5月の雨のよう。
しっくりこないなあ、、と今でも思っています。


Wikiで調べてみました。

「さみだれ」の「さ」は田植えの古語で、古来の田植えの時期(現代の農法よりやや遅く6月ごろ)を意味し、「早苗(さなえ)」「五月(さつき)」の「さ」と同語源。

「みだれ」は「水垂れ」で雨の意。 陰暦5月ごろに降りつづく長雨。

旧暦5月(ごろ)の雨。 断続的であるさま。


田植えが関係していたのですね。
私たちの生活のベースとなる言葉。

音の響き、語感の良い言葉にもかかわらず

あまり使われなくなっていることを
とても残念に感じます。





田植えの前後では
道々の景色が一変します。

一面が美しい緑になり、
かえるが元気に鳴き出します。


かえるの子守歌は、稲が無事に成長している安心感も
伝えてくれているかのようで、いつの間にか眠りに入れます。


昔から脈々とつながれてきた
この心地よさが
生活のベースにあると

心が安定するのかもしれません。


今の私の生活空間からは、この音が消えてしまいました。

それでも、毎年梅雨の季節がくると、
その情景をはっきりと思い出します。

懐かしく、愛おしく。



ちゃんと育てれば、
秋に収穫ができ、


ちゃんと育つためには、
その年々で、
様々に手間をかける必要がある


そんなことを、
植物は教えてくれているようです。


雨に打たれながら
緑は成長するのですね。






五月雨に感謝して。



今日もありがとうございます。

花とともに


KAMOE&ARNE

にしむらゆき子



【おまけ】

やはり、
私たち世代はこの歌が思い出されるはず。



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