にしむらゆき子

はじめまして。神戸で花仕事(フローリスト&マイスターインストラクター)をしています。
花の記事が多いです。よろしくお願い致します。

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ワークショップ「KIITOマルシェ」

新小学1年生

神戸は9日が小中学校の入学式。関西の他の地域より少し遅れて、良いお天気の入学式となりました。桜もまだまだ綺麗です。お花業界向けのブログを書かれている宇田明先生が、毎年この時期に「新小学1年生女子の将来就きたい職業」調査結果と考察を教えて下さいます。ランドセルメーカー大手の(株)クラレが毎年調査していて、今年は27回目なのだそうです。「花屋」さんの順位は今年過去最低の7位でした。一昨年の3位、昨年の4位から順位を下げました。「花屋」さんは2011年までは2位をずっとキープしていました。不動の1位は「ケーキ屋・パン屋」さん。そのあと、2024年までの14年間は、3位と4位を行ったり来たり。そう思うと、7位はまだまだ高いとはいえ、寂しい気持ちになります。宇田先生の考察では、花屋さんを目にする機会が少なくなったのでは・・?と。町の花屋さんの数が減少しているのではないかと。経済産業省の商業統計が廃止されたため、政府の公式数字がわかりませんが、その可能性は想像が出来ます。花屋さんを目にすることが無いと、花屋さんになりたい気持ちにはならないですね。花嫁さんになりたいという女の子が少なくなったのは、花嫁様を目にする機会が無くなったからと、以前桂由美先生はお話して下さいました。同じですね。お花屋さんがたくさんの人に幸せを届ける仕事だということ、お花を飾ること、お花を贈ることの喜びをもっと表現していかないと、、と思いました。いよいよ新年度スタートですね。皆様にとって良いスタートでありますように。にしむらゆき子

御祝いの胡蝶蘭

三寒四温、日に日に春らしくなってきていますね。東京のソメイヨシノの開花は今週末と言われていましたが、再三の寒波で少し遅くなるようですね。春が待ち遠しいこのごろです。3月4月は御祝い事が多い季節です。特別な日をお祝いするお花として、昔から喜ばれている胡蝶蘭ご家族の大切な日のお祝い花としても人気が高いお花です。小さな顔のミディタイプのお花は、テーブルに飾れるサイズのものもあり、長く花を楽しめることもあって、とても人気の高いプレゼントです。なので、プレゼントで頂く機会も増えているかもしれないですね。最近は気温が高くなった影響もあるかもしれませんが、お花が終わった後も綺麗な葉を楽しみながら、お水をあげていると、翌年、お花が咲きました!というお話しを良く耳にするようになりました。お水のあげ方胡蝶蘭は、一株毎に、根鉢が巻いてあります。3本のお花が立っていたら、足元も3株ありますので、それぞれの株にお水をあげてください。一度にしっかり水をあげて、数日~1週間後(気温・乾燥による)にまたしっかりお水をあげます。土に植えているのではなく、ミズゴケや専用のチップで保水していますので、普通の花鉢のように、1か所からお水をあげるのではなく、それぞれの葉の根本にお水をあげて頂くことが大切なポイントです。今年は御祝いに胡蝶蘭をお届けしてみませんか?

立春

2月3日が 今年は立春。この日より暦の上で春が始まるとされています。立春の決め方は昔の暦により決めらるのですが、昔の暦とはどんなものなのでしょう?簡単に調べてみました。太陰暦・・・月の満ち欠けによる周期天体の月が最も欠けた時を「朔(さく)」朔から約15日経つと満月になる「望(ぼう)「朔」→「望」→「朔」が30日又は29日となり、暦が30日あるときを「大の月」29日のときは「小の月」と呼んでいました。・・・とすると、1年の日数が少ないですよね?この方法だと、1年が約354日となり、約11日少ないので、3年毎に1年を13か月にすることで、季節感と日にちが合うようにしていたそうです。13か月(閏月)の年を作るのは、太陽の動きを参考にしている方法の為、「太陰太陽歴」という呼び方もされています。日本の暦はこの「太陰太陽暦」を使っていました。また、1年の季節を「春」「夏」「秋」「冬」の4つに分けて考える二十四節気は冬至を起点に1太陽年を24等分した約15日ごとに区切って考えられていたため、こちらも暮らしには欠かせないものとなっていました。「春」から1年が始まるとされ、「立春」がスタートの日となります。その前日が「節分」季節の変わり目は、病気になりやすいとされ、疫病等を鬼に見立てて、追い払う「鬼は外」新しい年の始まりに「福は内」が定番行事となったのですね。1年に4回ある「節分」でもとりわけ「立春」が大事なのは、新しい年のスタートだから。ということです。太陽暦・・・地球が太陽のまわりを1周するのにかかる時間、約365.25日に基づき、作られた暦です。こちらも、最初は閏年が無く、少しずつズレていってたと言われていますが、現在はグレゴリオ暦と呼ばれる算出で1年が決められ、2月が28日の年と29日ある年で調整されています。日本では明治6年1月1日から太陽暦が使われ始めたそうです。ヨーロッパでは主に太陽暦が広まりましたが、アジアでは太陰暦が中心でした。今は世界の多くの国が太陽暦を中心としていますが、アジアの国では、太陰暦のお正月を今もお祝いしている国も多くありますね。画像は今年の節分2月2日の花 スノードロップです。花言葉は「希望」